残暑厳しい関東の9月
エアコンの中でしか生活できない子供たちを不憫に思いながら、それでも様々な選択肢の中で歩んで成長してきた2か月。
そんなリクト君の成長記録を記す。
7月にも北海道を訪れている写真をUPしたが、実は8月も北海道へ行き盆前後の2週間を実家で過ごした。
理由は冒頭にも書いた関東の暑さです。大好きなプール以外に選択肢がないくらい外出が厳しい。
加えてリクトは暑さに弱く、南国に行けば熱中症のような症状になり元気がなくなるから選択肢が室内しかない。
あとは家庭環境の問題もある。子供が長期休みであっても私は休みが取れないのでママのワンオペ育児時間が長くなる。
互いの実家が遠い為、我々親が策を講じる必要があるが。。
当たり前の話ですがデイサービスは満員御礼という状況。
重度知的障がいを抱える息子と母親一人。
そんな日々が続けば家庭は崩壊に向かってしまう。
・・・なので去年から私が実行している荒技を今年も使って長期間北海道で過ごすことにしたんです。
※荒技に興味がある人はDMにて。ブログの主旨が成長記録なので(^_^;)
さて、前置きが長くなりましたが、ご了承の上、読み進めてください。
今回は成長した良い面も良くない面も悩みも記しております。
【身体面】
初の140センチ超え!!
2か月前で138センチ、しかも成長スピードが鈍化していると思っていた矢先の結果に驚き!!
体重は34キロで2か月前と変わらず。結果的に北海道の方ではない私の母に写真を送ると
「痩せた??」の一言。お会いするママ友からも「リクト君痩せたよね?」と。
お腹に貯まった内臓脂肪を見せると「あれ?」と前言撤回も、要するに上に伸びて痩せたように見える成長をしています。
【精神面】
良い面①
2ヶ月で2回も飛行機に乗り、大人しく座って居られたこと。
ママも「これならリクトと2人で帰省できるかもしれない」と思ってくれた様子。
※赤ちゃんの頃を除き妻のワンオペ移動は不可でした。
良い面②
口頭で受けた2つの指示を覚えて実行できること。
ご飯が食べたい時は動物のようである。どうしても欲求には勝てないのでソワソワしだす。
ご飯を食べる前に2つの指示を出す。「おもちゃの片付けをして、手を洗ってから台所に来て」
大キライなお片付けをサクサクやる。そして手を洗ってビチャビチャになった手で台所に来る。
「手を洗ったら水がなくなるまで拭くんだよ。水がなくなってから座ってください」と伝えると世界一の優等生になる。
この子は出来ないフリをしているだけじゃないか?と思える程です。
良くない面①
ビリビリ破る衝動に勝てない
学校では少し濡らした新聞紙を破いてフローリングにバラ撒き新聞紙ごとホウキで集めて廊下のゴミ(破り捨てた新聞)が
無くなったのを【掃除の意味】と分かりやすく伝えて
キレイになったね!と教えている様子。新聞を小さく破れる我が子は先生に褒められている様である。
結果的に家でも新聞を破るが、学校で先生に褒められていることは我が家だけ止めるというのは出来ない。
※大人によって方針が異なるのが良くない。
なので破って良い新聞箱を作り、それ以外はダメというルールを決めたんです。
しかし親の目を盗んでビリビリ、親の居ない部屋にこもり、本や学校から貰ったプリント類をビリビリ。
私もママも目を見て真剣に怒ります。怒った時は反省しますが、10秒も経たず目の前のプリントを破ります。
半年に一度、主治医との面談がありますが、この件は報告しました。ビリビリブームが去るまで、少しずつ新聞箱に入れる枚数を減らす。
一気に変えるのが苦手な子たち。なので減らす量は少しずつなのです。
良くない面②
おちん◯んを触り、ちょこっとだけ漏らす。
トイレ・トレーニング(トイトレ)頑張って
結構早めにパンツに移行できていました。
昼間だけパンツで夜はオムツ。というのも記憶にないくらい昔の話です。
しかし朝晩関係なく、小さじ1杯分くらいのオシッコを出すのです。これは何だろう。
デイサービスの先生や主治医に相談してみました。
幸いというか驚きというか、この(ちょい漏れ)はデイサービスでは無いそうですが本漏れがあったようです。
状況は満員の部屋、大声が苦手なリクトにはツライけど熱中症アラートで外にでられない日。
時間誘導でトイレに連れて行くも緊張して【ださない】らしく、そんな中、数時間も耐えられるはずもなく
数年ぶりの本漏れ。。マヂで?なんで?私たち親は驚きましたが成長につれて我が強くなり
静かだった田舎暮らしから急転直下のように関東のデイサービスに投げ込まれた抵抗感の表れかもしれません。
そして我が家の、ちょい漏れはおちん◯んを触ることで安心(父親は理解)し、緊張から解き放たれた安心感で弛緩して
ちょっと出て、あっ!って思って止まってるかな?と理解しています。
ここらへんは予測でしかないですが、学校始まって2週間近く経ち、本漏れは無くなった様子からそう思っています。
【悩んでいますが答えを求めていません】
悩んでいると言うと、デイサービス系の方等から丁寧なアドバイスを戴くことがあります。
だから悩んでると言わない訳ではありません。
主治医の先生からも「親が困ってないなら助けようがない」と言われています。
私たちの悩みは、おおよそ障がい児を持つ親の悩みより随分軽く、小さく見えるんだと思います。
私たちは、なるべく助け合い、多くの親が経験するストレスを分け合っているつもりです。
それでも妻への負担が大きいので代われる部分は代わるようにしているつもりです。しかし、そういう努力は結果的に
(まだまだ頑張れるんじゃないか)という余裕がある姿として映るようです。
いやいや先生困ってますよ。
夫婦揃えてクチを開けど、寝られない程ではない、ストレスで支障が起きていない。
倒れないとダメですか?と言いたくなるんです。まもなく50歳ですから・・。
まぁしかし、ゆっくりでも成長してくれている。
1歩進んで2歩下がって・・・
たまに2段跳びをしたり下がらずに一気に伸びたり、留まって、ジッとしている。
私たち親を飽きさせない最高の子であり続けているのは間違いない。
日に日に好きが増していく(笑)
大きくなりました。
8歳8ヶ月おめでとう。