松山淳さんの本です。
ヴィクトール・E・フランクルの心理学というのは
私自身、フランクルの名は聞いた事があっても
詳しく読み砕いた事がありませんでした。
10年近く前に心理学を学んで、人の悩みに寄り添い
自身の気づきから導かれる新しい未来へ向けて
歩き始められるよう、サポートしてきた経験は
幾度かさせてもらいましたが。
その中でフロイトやアドラーなどの本は
幾度か読みましたがなるほどフランクル心理学は
分かりやすくて面白い。
松山さんの経験を通して、これほどまでに段階的に
解説されている心理学の本に出逢ったことがありません。
なるほど~様々なアプローチがあるなぁ。
この本で救われる人は多いんだろうな。
これが私の読後感です。
実際に、気になる方には読んで頂きたいので
本の中身やポイントは書かないとして
どんな人に読んでほしいのか、そして
どうして、その人に読んでほしいのかを
このブログで書き残します。
<どんな人に読んでほしいか>
・子供に障碍(障害)があり、毎日クタクタになるまで
子供や旦那(耳が痛いですが)の世話をしている人
・コロナが原因で仕事の環境や家庭環境が変わり
日に日にストレスをためている人
・自分自身に疾患があり人生に絶望を抱いている人
・会社や家庭でうまく行かない人
<どうして読んでほしいのか>
本を読んで、皆様の問題が解決する訳ではありません。
しかし筆者自身のありがちで悲惨な環境から
どのように見方を変え
どのように生き方を変えてきたのかが
実にコンパクトに纏まった本だからです。
改善する見込みのない、または挽回する余地のない
毎日を過ごしている方が、もしいらっしゃるとすれば
是非一読願い、読後感を教えて戴きたいです。
かくいう私も、過去においては人生に絶望し
精神的にも腐っていただけでなく
身体的な大病による死の淵を経験しました。
私自身は復活しても、生まれた子供に障碍があり
一般的にみれば明るくなる要素が無さそうですよね。
実際に上司から『かわいそう』と言われたので
言い返してあげました。
『困っていない人にかわいそうは無いですよ』
上司は意味も分からず首をかしげていましたが(笑)
私の場合は、考え方を変えたのは私一人のチカラではなくて
支えてくれた仲間たちですが、変わっていくプロセスは
実に、この本とリンクするところがあります。
とはいえ、私の人生の岐路に
ちいさなおじさんは出てきませんでしたが(笑)。
300ページにも満たない本ですし、中タイトルごとに読めば
4ページ~7.8ページくらいなので、読むのが遅い私でも
1つのタイトルは数分で読めます。
※この中タイトルが気になって、どうしても
一気に読んでしまうんですが・・・
(例:大切なことは、〇〇〇〇ではない、どれだけ△△△かである)気になるでしょ(笑)

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おじさんの顏も本当は載せたいけど、これもネタバレになるのかな。